口腔外科でできる治療は?
- 2024/04/19
口腔外科は、口腔および顎のさまざまな疾患や損傷の治療を専門とする歯科治療の分野のひとつです。
口腔外科で行う治療で有名なのは、親知らずの抜歯があります。
親知らずは、口腔内で最も一般的に問題を引き起こす歯の症状で、親知らずが十分なスペースがない場合、歯が押し出されたり、隣接する歯や顎骨に影響を与えたりすることがあります。そのため、口腔外科医は、親知らずの抜歯手術を行います。
インプラントは、欠損した歯を補うために用いられる人工の歯根です。口腔外科医は、歯のインプラント手術を行い、人工歯根を顎骨に埋め込んで、その上に歯冠を取りつけます。インプラントの治療で口腔外科に訪れる患者さんも年々増えています。
この他には、顎関節症や口腔内の腫瘍の治療、歯周病の治療なども行います。
顎関節症は、顎関節や周囲の筋肉に関連した疾患であり、痛みや不快感を引き起こすことがあるため、治療を行うことで、症状の緩和や改善を目指します。口腔内腫瘍は、口腔内で発生する異常な腫れや腫瘍のことを言い、一部はがんであることもあります。口腔外科医は、口腔内腫瘍の摘出手術を行い、病理検査によってがんかどうかの確認を行います。
歯周病は、歯肉や歯槽骨の炎症性疾患であり、進行すると歯周ポケットの深さが増加し、歯が抜け落ちる可能性があります。口腔外科医は、歯周病治療手術を行い、病状を改善します。
この他にも、事故や外傷によって引き起こされた口腔内外の損傷を修復するための手術を行うこともあります。
これらは口腔外科で行われる一般的な治療の一部ですが、治療を必要とする人の症状や状況に応じて、さまざまな治療法が行われています。