口腔外科でできる治療は?
- 2024/12/20
口腔外科では、口の中や顎、顔面のさまざまな問題や疾患に対応する外科的治療が行われます。
親知らずが正常に生えず、歯肉や他の歯に影響を与える場合、口腔外科で外科的に抜歯を行います。特に埋まっている親知らずや、骨に近い位置にある場合は、口腔外科での専門的な治療が必要です。
顎関節症は、顎を動かす際に痛みや違和感が生じる疾患です。口腔外科では、顎関節症の診断や治療が行われ、顎の動きを改善するための手術や、マウスピースの使用や物理療法など保存的治療も提供されます。
事故や外傷によって顎骨が骨折した場合、口腔外科で骨を整復し、固定する手術が行われたり、チタンプレートやワイヤーを使用して骨を固定する治療などが行われます。
口腔内や顎、顔面に発生する口腔がん、舌がん、唇がんなどの診断や外科的治療も、口腔外科で行われます。がんの摘出手術や、その後の再建手術が必要になる場合もあります。
歯が欠けたり、抜けたりした場合に、人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療も、口腔外科で行われます。骨の状態が良くない場合は、骨移植などの処置が必要となることもあります。
口腔外科では、口腔内の疾患や外傷の治療、さらに顎や顔面の問題に対応する幅広い治療が行われます。専門医による診断と治療が必要な場合が多いため、気になる症状があれば早めの受診がおすすめです。